• 青山学院大学 総合文化政策学部

活動概要

班の活動テーマとして、渋谷区東町における地域活動に参加する中で、若い世代の地域参加を推進するにはどのようにすればよいのか、また災害対策を町民全体に共有してもらうにはどうすればよいかを考え、それらを関連付けることで多世代交流を実現するということを掲げています。

具体的な活動としては、ゼミ生自身が東町の現状把握を行い、どのようなことが原因で課題が生じているかに関して現地調査を行うこと、実際の町内会の方とのオンラインミーティングにおいて意見交換、情報共有を行うことの2点を目標としています。

前期は若者が町に関わりたくなるような街の魅力を伝えるような動画づくりを通して若い世代の地域参加に結び付けることを目的とする動画班と防災マップの作製によって災害対策を町全体に共有することを目的とするマップ班の2つの班に分かれ活動を行いました。それぞれ共通として東町1丁目・2丁目の街歩きを行い、ときわ松町会のミーティングへ参加しました。

ゼミ生と町内会役員の方とのミーティングの様子

マップ班

マップ班では街歩きを通じて、災害発生時の避難経路として危険だと思われる道路、場所の発見や実際の避難場所の確認を行いました。街歩き中に着目したポイントとして

①高齢者が多い地域である点を踏まえ、避難所までの安全なルートを考える

②傾斜路や通学路、死角地帯を把握する(交通事故の面)

③自宅避難へのサポートを考え、要支援者名簿を共有している町会、地域包括センター、消防署が機能しているか確認する

④防災の担い手となる若者の参加を促す方法を考える

などが挙げられます。


動画班

動画班ではゼミ生自身がときわ松町会のイベントに参加し、その運営を支える中で目にした町内会の役割や街の魅力を映像化することによって若者の街への関心を高めようとしています。具体的には街の定点観測を映像として記録することで街の人の流れを調査する取り組みなどを行います。また、デジタル化に伴い情報弱者となりつつある高齢者などにも動画を見て頂けるよう渋谷区のデジタル活用支援員のボランティア活動に参加しています。


今後の活動計画

★マップ班

作成したマップを東町のFacebookに掲載してもらったり、紙媒体で作成して地区に配ることなどを予定しています。また、デジタルに移行している中で情報が行き届かないところに届かせるにはどのようにするかについての具体策の提案や協力を行い、ときわ松町会の活動へ積極的に参加していきます。

★動画班

作成した映像をFacebookやゼミのホームページに掲載し、さらに動画を広めるための施策を考えます。また空き家班との情報共有を行い、渋谷区まちづくり協議会との関わりを持つことでより実践的なまちづくりへの関与を行いたいと考えています。