• 青山学院大学 総合文化政策学部

気仙沼班では2013年5月4.5.6日に現地での活動を行いました。
4日の活動としては駒場公園仮設住宅を訪問し、気仙沼の郷土食についての聞き取り調査と、以前住まわれていた御宅の間取りの聞き取り調査を通じた住宅研究を行いました。そして、市内のリアスアーク美術館で『東日本大震災の記録』展の見学と学芸員である山内さんから今回の展示に込めた思いや震災を通して”今と過去”を比較する事の意味についてのお話を伺いました。その後、気仙沼出身で明治時代の歌人・国文学者として有名な落合直文の生家である煙雲館庭園の見学を行いました。
5日の活動としては鶴ヶ浦の小松さん宅に新築の御祝いとして訪問させていただき、4日に行ったものと同様の郷土食調査と、それに加えて神社などでの祭礼時に食べる特別な食事についても焦点を当て、聞き取りをさせていただきました。また、以前住まわれていた御宅の間取り調査も行いました。そして気仙沼市内における東日本大震災以前の定点写真と比較するための震災以降の定点写真の収集を行いました。その後、気仙沼の高校生との食事会を通して地元に対する思いなど、現地の若者のリアルな声を聞くことが出来ました。
最終日6日の活動としては新月仮設住宅において4日と同様の郷土食調査と間取り調査を行い、その後は気仙沼市内に点在している津波の記録石碑を見学しました。