「パブリックアートとコミュニティマネジメント」というテーマで、2008年から行った黒石ラボの始まりの2年間の活動成果報告展覧会。東京・青山(10月)と山形・新庄(2月)それぞれで開催した。はじめは東京でのみの開催を予定していたが、展覧会に来てくたくださった新庄の方の、同展覧会を新庄でも開催して欲しいとの言葉から、同年度2月に山形・新庄での開催が実現した。展覧会ではとくに旧蚕糸試験場で行った2010年に行った「掃除ワークショップ」、「集いの場をつくるワークショップ」を中心に紹介し、来場者の方とのディスカッションなども行った。ディスカッションのテーマは、今後の旧蚕糸試験場のあり方についてどのような活用保存の仕方があるのか、地元の方と意見を交わしたが、この時にはじめて旧蚕糸試験場の存在を知った若い方などもいたり、普段このような場に来ないような方も来てくださり地元の方も驚かれていたので、私たちはこの展覧会を通しても「集いの場」を作ることができたように思える。