• 青山学院大学 総合文化政策学部

活動概要

気仙沼班では、震災によって変化した人々のコミュニティや景観について考え、何らかの形でその姿を表現することを目的に、宮城県気仙沼市を主な対象として、現在2年生2名が中心となって活動を行っています。

2021年度の前期は、「気仙沼の景観と人々の繋がりの重要性を映像として記録し、9~10月にリアス・アーク美術館にて行われる方舟祭(はこぶねさい)に出品する」ことを目標として活動してきました。


防潮堤についての学び

先輩方が過去に制作した防潮堤の映像を視聴したり文献を読んだりすることを通じて防潮堤が地域に与える影響について学びました。

地域によって防潮堤の形態は様々ですが、もともと住民同士の結びつきが強かった地域は防潮堤を建設するかどうかについての議論を震災後すぐに行うことができたといい、日頃からコミュニティを構築しておくことの大切さを実感しました。

制作した映像はこちら↓


生活学会研究発表大会への参加

6月13日には生活学会の研究発表大会に参加し、株式会社漁村計画の富田宏さんが主催されたラウンドテーブルを聴講しました。
 漁村がコロナ禍によって受けた打撃についての話の中で「魚の種類や獲り方によってコロナ禍で受けた影響は異なる」ということを知り、全ての魚や漁村を一括りにするのではなくそれぞれの状況に合わせた柔軟的な考え方をしていく必要があると感じました。


今後の計画

今後は漁村で積極的に活動を行っている女性たちを主な交流対象として活動していく予定です。また、夏休み中には気仙沼に伺い、漁協に携わる方からお話を聞いてリアス・アーク美術館で行わる方舟祭で発表するための映像の準備を進めていきたいと考えています。